エンタープライズアジャイルとNoOpsとマイクロサービス
最近、以下の2つの講演をしました(資料は記事末に貼っておきます)。
「エンタープライズアジャイルでチームが超えるべきこと」(2018/10/17) エンタープライズアジャイル勉強会 2018年10月セミナー
「MicroserviceでのNoOps戦略」(2018/10/26)NoOps Japan Community NoOps Meetup Tokyo #2
アジャイルとNoOps(DevOps)というのは実装を挟む両輪なので、話は違えど、目的は同じです。
現在のITサービス(特にSoE/mode2)において大事なことは「素早く届け、素早くフィードバックを反映し、また届ける」というサイクルです。これを高速にしていくためには
- アジャイルのような短期タイムボックス型でのタスク管理
- NoOps/DevOpsのような運用作業の事業化
という両輪がなくてはならないものでしょう。
そして、これらの概念を統合するのは「マイクロサービス」という言葉です。言葉が拡がるきっかけとなった記事「Microservices」ではマイクロサービスを示す9個の特徴が挙げられていますが、いかの3つの観点が含まれていることが分かります。
- サービス分割、API連携、分散データ管理、進化的設計など実装面
- チーム構成、プロダクト思考、脱中央集権などの組織面
- インフラ自動化、対障害設計などの運用自動化面
マイクロサービスについては、来週11/2はAWS Dev Day Tokyo 2018でマイクロサービス化デザインパターンという話をさせていただきます。マイクロサービスはいきなり完成形でシステムができあがるものではなく段階的に「マイクロサービスになっていく」ものです。なので「マイクロサービス"化"」という言葉を使っています。
もちろん、全体の土台となるのはアーキテクチャ設計です(僕の中心はここ)。今月10/12には翔泳社でアーキテクチャ設計実践講座(10/12)というワークショップ型のセミナーを開催しました。これは、また来年早々に開催する予定なので日程が決まればお伝えします。
相変わらず、色々、散らかっているようで繋がった話をしているつもりなのでお付き合い&フィードバックいただけるとうれしいです。
あ、僕が会長を務めさせていただいている日本Javaユーザーグループの1000人規模イベントJJUG CCC 2018 Fallは12/15(土)です!そろそろ、募集が始まるはず。