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ITアーキテクト 鈴木雄介のブログ

JJUG CCC 2016 Fallを開催しました #jjug_ccc

日本Javaユーザーグループの会長 鈴木です。2016年12月3日(土)にJJUG CCC 2016 Fallを開催しました。事前申し込み1525名、当日参加905名と記録更新です。

ベルサール新宿グランドにも慣れてきたのと、今回は貸し切りだったので大きな混乱はなかったかな、と思います。ただ、トイレ待ちでセッションに間に合わない、といった声もあるみたいなので、休憩時間の延長なども考えたいと思います。「キャパの限界」という意見も承知していますが、様々な事情からもうちょっと同じ会場で頑張ろうと思います(たぶん)。

また、参加アンケートもありがとうございます。次回に活かしたいと思います。まだ書いていないよ、という方はアンケートフォームからお願いします(ページが多くてごめんなさい)。

JJUGを支える数字の話

当日は部屋担当などでのんびり過ごしていたのですが、懇親会LTで枠が空きそうだったので、あわてて最新データを集計して発表してみました。

JJUG CCCはコアな技術者が多そうなイベントに思われがちですが、実際には初参加が5割弱、20代が4割弱です。技術的な勉強というだけではなく、コミュニティがどんなものかを知りたい人にも気軽に遊びに来てもらっていると感じます。

また、運用費が(人件費はボランティアベースで0円でも)400万円近くかかります。僕は「スタッフが当日に大変すぎると長続きしない」と思うので「地味に苦労するところはお金で解決」という方針にしています。たとえばコーヒー配布とかだって、機材を借りて自力でドリップしてもよいのですが、やはりスタッフに負担がかかってしまいます(Javaイベントだとコーヒーを配りたいし)。

こうしたことも考えつつ、この規模で開催できるのはスポンサー各社のおかげです。ありがとうございます。

スポンサーの問い合わせをいただくことも多くなってきました。JJUG CCCでは「お金も、コンテンツも出してください」とお願いしております。コンテンツは「エンジニアが魅力的に感じるJava(関連)の話」となります。ご相談は近くの幹事か僕にくださいませ。

CCCの運営方針について

エンジニアの成長に必要なのは内発的な熱量であり、それは、すごいエンジニアを知る、自分の悩みをカッコよく解決している話を聞く、先進的なオープンソースに触れてみる、みたいなことをキッカケに生まれるものです。

ただし、キッカケは千差万別なので、CCCのような場は、スピーカーやコンテンツの多様性を維持しながら、そんな出会いが1人でも2人でもいてくれればよいなと思います。それがJavaの未来のためにもなることなので。

基調講演で @cero_t が話していたように「発信する人のところに情報は集まる」のですが、その発信の仕方は色々あっていいです。ブログを書く、講演をする、スピーカーと話す、あるいはコミュニティ運営に携わる。どんなことでもいいですが、なんらかの発信をしないことにはフィードバックがありません。

なので、いつかは勇気を出して「話がしたいです!」と言わないことには進まないのですが、CCCは基本的には半年ごとに継続しているものなので「今回は話せなかった...」みたいな後悔があったなら、ぜひ、次の機会に挑戦してみてください。みんな優しいです(たぶん)。

コミュニティというのはメンバー相互の交流が目的です。なので、スタッフの立場からは場の提供に徹するべきだと思っています。コンテンツは基本的に公募ですし、方向性をコントロールするつもりもありません。総括する立場にもありません。ただ、技術的にも、その他の観点でも中立性や多様性を維持する努力はしていきます。意見があるよ!という人は、可能な限りオープンに発信いただけますでしょうか。真摯にコミュニケーションしていきたいと思います。

次回のCCC

そして、もちろんJJUG CCC 2017 Springもやります!とりあえず。2017年5月20日(土)で会場を予約しましたので、気の早い人はスケジュールをおさえておいてください。CfPは2月ぐらいに出ると思います。

JJUGは2007年4月に発足したので来年は10年目ですね。これまで通り、1つ1つ積み上げていければと思います。