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ITアーキテクト 鈴木雄介のブログ

JJUG CCC 2015 Fallご報告

2015/11/28(土)にJJUG CCC 2015 Fallベルサール新宿グランドにて開催しました。

セッション30個、ハンズオン2個、ブース4社、スポンサー11社という規模になり、参加677名(登録1129名)という結果でした。ご参加いただいた皆様、セッションをしていただいたスピーカーの皆様、セッションならびにブーススポンサーの皆様、それからボランティアも含めて運営スタッフの皆様、本当にありがとうごさいました。

今回のCCCは幹事会メンバーが増えてから3回目、いろんなトライをして、上手くいったり、いかなかったり、大変に学びの多い会となりました。ご迷惑をお掛けした点があれば大変申し訳なく思います。KPTもたくさん出ていますので、次回に活かしたいと思います。良い点にせよ、悪い点にせよ、フィードバックをしたい!という方はお近くの幹事メンバーなり@JJUGまでご連絡ください。JJUGの健全性を保つのはコミュニティの力です。

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恒例となった懇親会でのLT大会の様子

セッションの中でコミュニティディスカッションという時間があり、懇親会の準備をしていたので中途半端にしか参加できませんでしたが、コミュニティ運営に皆さんが悩んでいるんだな、ということを改めて感じることができました。

僕は何の因果か日本Javaユーザーグループ(JJUG)というJavaコミュニティの会長をしています。メンバーは4000人を超えたぐらいです(イベントの延べ参加者と思っていただければ)。JJUGは僕が立ち上げたわけでもありませんし、日ごろJavaをバリバリと書いているわけでもないですが、僕をエンジニアとして成長させてくれたJavaコミュニティへの恩返しが少しでもできればと思ってやっています。

会長として僕が唯一こだわっているのがお金のもらい方と使い方です。コミュニティは多くの善意によって支えられているので、基本的にお金の話にはなりません。ただ、どうしてもそれなりの規模のイベントをやるのであればお金がかかります。なので誰からお金をもらって、どこに使うのか、というのは大切なことだと思っています。そこで何を考えているのか、というのは、あえて字に書いて説明するものでもないですし、その結果が健全かどうかは、参加して感じてもらうものだと思っています。

お金とコミュニティのことを考えられるようになったのは、やっぱりデブサミを通じて岩切さんと知り合ったからだと思います。あれだけの規模のイベントを参加者無償でやれるというのは本当に素晴らしいことです。その裏側をほんの少しでも知れたことはとても特別な体験だと思っています。会場選びとか、スポンサー集めとか、勝手にすごく影響を受けています。

僕の希望はコミュニティというものが健全に社会や企業と関わり合い、持続していくことです。なんなら、JavaがなくなってもJJUGが続いてほしい。そこはエンジニアにとって楽しい場であるとともに、ユーザー企業にとっても有意義な場所であり、ベンダーにとっても大事にしたいと思える場であり、その他、関わる人々にとって素敵な場所でいてほしいと思います。

僕が「JJUGがどこに進むべきか」を示すことはこの先もないと思います。ただ、皆のJJUGがどうあってほしいのかをつなぎ、その健全性を(僕の価値観の中ですが)維持できればと思います。

というわけで、参加をお待ちしております。


PS 僕の講演資料はこちらです。Javaは関係ありません;-p